「ともかく、芦花公園周辺は凄い。いくら探索してもきりがない。どんどん気になることがでてくる」
「ご執心だね」
「盲点領域だ」
「なんで?」
「実は、郷土史系の趣味の初期の段階で芦花公園には来ているのだ。それゆえに、既に分かっている場所という印象があった。だから素通りが多かった。でも違った。昔は見る目が無かったのだ」
「今は見る目があるわけ?」
「あるとは言わないが、10年前よりはマシだ」
竹林 §
「妙ちくりんな竹林」
「ダジャレ言いたいだけじゃろ」
「本当にこんな竹林まであって、芦花公園周辺あなどりがたし」
気になる路地 §
「雰囲気的に水路跡っぽいと思った」
「水路跡だとすると、どうなのさ」
「goo地図の昭和22年には見えないので、昭和30年代に宅地造成とペアで作られた排水路の慣れの果て、という仮説を立てた」
気になる空き地 §
「GSの脇のこの土地も気になった」
「ゴミ捨て場?」
「今はそうだが、そのまま水路跡に繋がるのでね」
「これは支流なの?」
「環八建設でほぼ痕跡が消えた支流の、残された僅かな部分という感じだな。goo地図の昭和22年だと水路が見える。昭和38年だと水路の痕跡を確認できる」
気になる空き地 §
「ここもなぜか土地に隙間があって気になるのよ」
「気になるだけ?」
「水路跡も近いから平行水路の慣れの果てという可能性もあるが良く分からない。これが水路跡であるという具体的な証拠は何もない」
神社 §
「既に暗くなってきて写真がボケボケなので載せないが、芦花公園の中に神社もあるね」
「鳥居とかあるの?」
「あるある」
「じゃあ、近くに屋敷神があっても不思議では無いね」
「この神社から分祀されたのかは分からないけどね。でも水路に近いから、神社が昔からあっても不思議では無いロケーションだ」
感想 §
「最近は何回も芦花公園周辺を自転車で走っているよ。毎回その時の話を書いているわけではないけどね」
「そんなに楽しい?」
「うん、最近は、昼間は暑いが夕方暗くなる時間は早いのでね。近場で探索できると嬉しいしね」
「明るさは重要?」
「そう。見えるものが歴然と違う」